空白の4世紀

台与が266年 朝貢した西晋も290年武帝が亡くなると、後継者が暗愚なため、皇族の間で内紛が起きた。八王の乱がはじまり、304年には、匈奴は自立するようになった。
7年後の311年、永嘉の乱といって、異民族が洛陽に攻め入って時の皇帝 懐帝は、前趙の都 平陽に連行され、
313年に殺された。
次に即位した皇帝も、316年、連行され、殺された。

江南に都を移し、東晋と呼ばれるようになった。政権は王氏一族が主導して、政権を確立していった。
339年 王氏一族の重鎮王導が亡くなり、政権を握ったのは恒温である。
373年 恒温の死後、政権を担ったのは、謝安である。
政権が何度か変わった後、420年強大な権力を得た劉裕は、禅譲を受けて宋朝が、建国され、東晋滅ぶ。

東晋時代の有名人といえば、王羲之(303年~361年)の人。
5代目皇帝 孝宗(在位344年~361年) 恒温が権力者だった時代。

蘭亭序 あまりにも有名な王羲之の書。

王羲之は、東晋というなんともいえぬ波乱万丈の国で生き抜いてきた人のようです。